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太陽光発電システムを中心に、IHクッキングヒーターやエコキュートなどのオール電化製品に関する情報を扱っています。

太陽光発電システム
再生可能エネルギーの「固定価格買取制度(FIT)」を利用することで、太陽光発電事業が始められます。
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事業としての太陽光発電システム

事業としての太陽光発電

産業用太陽光発電事業
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2024年度のFIT(太陽光発電システム)における買取価格は下記の通りです。

10kW未満:16円/kWh
10kW以上50kW未満(地上設置):10円/kWh
10kW以上50kW未満(屋根設置):12円/kWh

調達価格については、FIT認定事業者が課税事業者の場合には当該価格に消費税を加えた額とし、FIT認定事業者が免税事業者の場合には当該価格に消費税を含むものとなります。

FIP制度における2024年度以降の買取価格等と2024年度の賦課金単価(経済産業省)

太陽光発電事業へのアプローチ

土地をお持ちの方
土地は住宅地でなくとも、調整区域でも問題はありません。調整区域の農地でも太陽光発電システムを設置している事例が多くあります。
日当たりが良く、将来的にも日陰になりにくい敷地が理想です。また、小さな敷地でも設置は可能です。
土地がない方
土地が無くても大丈夫!大多数がこのタイプです。
太陽光発電システムの設置に最適な場所は調整区域です。調整地域の土地を購入の場合は、坪単価1万円台程度で購入が可能な場合もあります。
調整区域の借地の場合、年間坪単価100円程度で借りられるケースもみられます。

また、土地付きの分譲型太陽光発電システムの検索サイトで探してみるのもいいでしょう。

参考:《公式》タイナビ発電所はココ!土地付き太陽光発電の投資物件検索サイト

工場やアパート、マンションなど広い屋根の建物をお持ちの場合には、屋根での発電事業も。
屋根に太陽光パネルを設置することによる断熱効果で光熱費の削減も期待できます。

土地を貸したい方
調整区域の農地をお持ちの方で、継続して農業が困難な場合、太陽光発電事業に借地としての提供はいかがでしょうか?
太陽光発電の設置は、地面にスクリューを打ち込んでの設置の場合、借地期間が終了した際の太陽光発電などの撤去は簡単です。先祖代々の土地を売却することなく、且つ、汚すことなく安定収入が確保できます。
3つの保証で安心
3つの保証:1 出力保証:メーカーによる出力保証
太陽光発電のモジュールは、どのメーカーでも通常10年間の保証期間があり、20年から25年間の発電量保証のあるメーカーも多くなっています。
3つの保証:2 買取価格の保証:発電した電力は20年間10円※+税で買取保証
10kW以上の太陽光発電システムは、設置した時点での買い取り単価が20年間適用になります。2024年度の買取単価は10kW以上50kW未満(地上設置)で10円/kWh、10kW以上50kW未満(屋根設置)で12円/kWhとなっています。その為、設置した時点での安定した収入の計算が成り立ちます。
※買取単価は原則毎年度見直しされます。また、2020年度から10kW以上50kW未満の設備には自家消費型の地域活用要件が設定されています。
3つの保証:3 万が一の時の保険:万が一の自然災害や盗難が起きた時の安心
自然災害や盗難など不測の事態に対しての保険があります。火災や風水害、雹害、盗難に対しての保険です。保険の加入は任意になりますが、目安の保険料は、投資金額の0.5~2%程度です。

太陽光発電投資目安

  12kW 24kW 36kW 48kW 60kW
必要な土地の目安 ×15=180㎡
(約55坪)
×15=360㎡
(約110坪)
×15=540㎡
(約165坪)
×15=720㎡
(約220坪)
×15=900㎡
(約275坪)
※必要な土地はシステム容量の15倍程度が目安です。

設備認定を受ける際の「発電出力」とは「太陽電池の合計出力」と「パワーコンディショナの出力」のいずれか小さい方の値です。

発電容量50kW以上の太陽光パネルのシステムでも、使用するパワーコンディショナ(PCS)の容量を50kW未満に抑えることで低圧50kW未満の認定を受けることが出来ます。

参考:
!資源エネルギー庁:太陽光発電設備の発電出力の考え方について(PDF)

パネル容量78kW(システム49.9kW)の太陽光発電システムでの試算

2024年度買取単価(10円/kWh+税)による試算

雑種地・山林・農地等を有効利用して固定価格買取制度による売電収入で高い利回りが期待できます。

太陽光発電導入試算例:78kW

埼玉県久喜市において、真南向き、野立設置、設置角20度勾配で、パネル容量78kWの太陽光発電システムを設置した場合の、設置シミュレーション。

モジュールW数 モジュール枚数
260 300
パネル総kW 年間発電量(kWh)
78 90,199
売電収入/年 992,189円
売電収入/20年間 19,843,780円

参考資料:トリナ・ソーラー78kW年間想定発電量(PDF)

  • 使用想定モジュール:トリナ・ソーラージャパン
  • 発電量については、過去の気象データを基にしたメーカー予想量です。
  • パワーコンディショナはSMA製※で変換効率:96.5%で試算
  • モジュール25年・機器10年保証付
  • パワーコンディショナ20年保証付

上記金額などについては、あくまでも試算です。発電量及びそれに伴う収益を保証するものではありません。

※設置する場所の状況等で実際の発電量は異なります。
※売電単価の10円/kWh(税別)は2024年度の全量買取の場合の単価です。売電単価は年度ごとに見直しが行われます。

参考サイト

!資源エネルギー庁「なっとく!再生可能エネルギー」(外部サイト)

太陽光発電の過積載について

発電量を増やす過積載

太陽光発電システムの設置を検討しながら、太陽光関連サイトなどを見ていると「過積載」という言葉を目にすることがあるかと思います。こちらではこの過積載について説明します。

こちらのページで例として紹介している太陽光発電システムは78kW分のパネルを使用したシステムとなっていますが、50kW未満の低圧案件として認定を受けます。これは、固定価格買取制度における太陽光発電システムの発電容量については、太陽光発電パネルの総容量またはパワーコンディショナの総容量の小さい方をシステム全体の発電容量にする、と言う決まりがあるためです。

このページの例のシステムでは、太陽光パネルの総容量は78kWですが、パワーコンディショナの総容量は49.9kWとなっているため、太陽光発電システムとしての発電容量は49.9kWとされ、49.9kWのシステムとして低圧区分での認定となっています。

トータルでは多くなる発電量

でも、パネルを多くする分コストが上がるのに、なぜパネルを増やして過積載にするのでしょうか。

答えは、「売電総量が多くなるから」

固定価格買取制度では、50kWを超える太陽光発電設備は「高圧」の区分となり、50kWまでの「低圧」と異なり、定期点検の義務や管理責任者の設置が必要になるなど、ランニングコストが大きく増えることになります。

太陽光発電を事業として考えると、50kWシステムの売電額では、このランニングコストの上昇は避けたいところです。

そこで、メガソーラーまでは作れない一般的な投資家としては、50kW未満に抑えた低圧のシステムで出来るだけ効率よく発電させることが投資回収の面で効率的となります。

太陽光パネルもパワーコンディショナも、「容量」とされるものは最大値です。でも、実際に太陽光パネルが容量いっぱいに発電できるのは、快晴の正午前後のごくわずかな時間しかありません。つまり、パネル容量50kWパワコン容量50kWのシステムの場合、実際に50kW/hで発電している時間はごくわずかと言うことになります。

これに対して、78kWのパネルであれば、ピーク時で78kW/h発電できるので「50kw/h以上の発電時間」が長くなることになります。パワコンの容量が50kWなので、これ以上発電した分の電気はパワコンで捨てることになりますが、システム全体で50kWで稼働できる時間は長くなります。

つまり、低圧認定システムで最大値の50kW/hの電力を電力会社へ供給出来る時間が多くなり、売電量を増やすことが出来るのです。また、パネルの発電量が50kWに満たない時間や気象条件においても、当然パネル容量が50kWのシステムと比べれば発電量が多くなります。

過積載のシステムとすることで、1日トータル、1年トータルで見た場合、パネル容量50kWのシステムと比べて売電量を大きく増やすことが出来ることになります。

10kWのシステムでも過積載が有効です

上記の通り、太陽光発電システムを過積載で設置することで、低圧案件の50kW未満に抑えて効率よく売電することが出来ますが、過積載はもっと容量の小さなシステムでも有効です。

通常はどのパワコンメーカーも、11kWや13kWというような容量のパワーコンディショナを製造していません。一般的には10kW単位での製品となっています。(固定価格買取制度に対応して容量9.9kWといった製品はあります。)

12kWのパネルを設置する場所があって目いっぱい発電したい、といった場合などに、12kWの太陽光パネルに10kWのパワーコンディショナを組み合わせる過積載のシステムにすることになります。

実際の発電量をご紹介しているこちらの10kWのシステムも、パネル容量12.48kWでパワコンが10kWの過積載となっています。実際には10kWと2.5kWのパワコンを設置することもできましたが、パワコンのコストと発電効率を勘案して、過積載のシステムとしています。

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